結婚相談所の資料や料金表を見ていると、「成婚退会時に成婚料20万円をお支払いいただきます」といった記載をよく目にします。
「成婚退会とは具体的にどの瞬間のことなのか?」「入籍までサポートしてくれるのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。
成婚退会の定義を正しく理解していないと、思いがけないタイミングで成婚料が請求されたり、退会後にトラブルになるリスクがあります。契約上のルールを整理しましょう。
成婚退会とは何か?「入籍」と「契約上のゴール」の違い
結婚相談所における「成婚」とは、役所に婚姻届を提出すること(入籍)ではなく、「お互いが結婚の意思を固め、相談所での婚活を終了すること」を指します。
| 言葉 | 契約上の正確な意味 |
|---|---|
| 成婚(せいこん) | プロポーズの受諾や、結婚を前提とした真剣交際の合意をもって「婚約成立」とみなす状態。 |
| 成婚退会 | 成婚が成立したため、相談所の会員規約に基づき活動を終了・退会する手続き。 |
| 入籍 | 成婚退会後、2人で両家挨拶や結婚式準備を進め、市区町村役場に婚姻届を出すこと。 |
相談所・連盟による「成婚の定義」のパターン比較
成婚とみなされるタイミングは、所属する連盟や相談所のタイプによって異なります。
成婚定義の2大パターン
・パターンA(仲人型・IBJ系):【プロポーズ成立・婚約】
プロポーズを行い、相手が承諾した瞬間を成婚と定義。最も手厚く、退会後の破談リスクが極めて低い。
・パターンB(データマッチング型・一部大手):【真剣交際・結婚意思の確認】
1対1の真剣交際に入り、お互いに結婚前提で交際を続ける合意ができた時点で成婚退会(プロポーズ前)。
また、トラブル防止のため、「宿泊を伴う旅行」「婚前交渉(肉体関係)」「同棲」「6ヶ月以上の交際継続」は、プロポーズ前であっても成婚とみなされる(みなし成婚)のが業界の共通ルールです。
お見合いから成婚退会までの具体的なステップ
成婚退会までの標準的な活動期間は「6ヶ月〜1年」です。
- お見合い(1回1時間) ホテルラウンジでお茶をしながら相性を確認。翌日までに仲人へ「交際希望」を連絡。
- 仮交際 / プレ交際(1〜2ヶ月) 友達期間。複数人と並行してデートしながら本命を1人に絞り込む。
- 真剣交際(1〜3ヶ月) 他の交際をすべて終了し、1対1で結婚後の生活・価値観・金銭感覚を深くすり合わせる。
- プロポーズ & 双方両親への挨拶 仲人のアドバイスを受けながらプロポーズを成功させ、両親へ結婚の報告を行う。
- 成婚退会手続き 相談所へ成婚退会届を提出し、成婚料(ある場合)を決済して晴れて卒業。
成婚退会時の「成婚料」と「任意退会(中途退会)」の違い
退会の理由によって、発生する費用や手続きが異なります。
| 退会区分 | 発生する費用 | 手続きと返金 |
|---|---|---|
| 成婚退会 | 成婚料(相場0〜22万円) | 結婚成立の成功報酬として支払い。以降の月会費は停止。 |
| 任意退会(中途解約) | 成婚料ゼロ | 特定商取引法に基づき、残期間の月会費等は返金(入会金は原則返金なし)。 |
退会後の破談を防ぐ「成婚前の必須すり合わせ」
成婚退会後に「こんなはずじゃなかった」と破局するのを防ぐため、真剣交際中に以下の4項目を必ず確認しておきましょう。
成婚前にすり合わせるべき4大項目
1. お金と家計の管理: 貯蓄額、奨学金やローンの有無、財布を一緒にするか別にするか。
2. 住まいと仕事: 結婚後はどこに住むか(賃貸・購入)、共働きを続けるか。
3. 子どもと家族計画: 子どもを希望するか、何人ほしいか、不妊治療への考え方。
4. 親族付き合いと介護: 同居の可能性、年末年始の帰省頻度、宗教や家柄の確認。
成婚退会について理解できたら
読みおわったらやること
検討中の相談所の「成婚の定義(プロポーズか真剣交際か)」を確認する。
成婚料の金額と支払いタイミングを把握しておく。
真剣交際に入ったら4大すり合わせ項目をリストアップする。